モニターヘッドフォンと言えばSonyのMDR-CD900STが有名どころですが、発売されたのもカセットテープからCDへと変化し始めた30年前、令和な今では時代遅れな機種になってきました。自分が購入した機器をメインとしてモニターヘッドフォン購入に悩んでいる方に分かりやすいように説明していきたいと思います。
> ヘッドフォンアンプはHM-400を使用
ヘッドフォンアンプはMackieのHM-400を使用しています。
なぜヘッドフォンアンプから説明するのかというと、アンプによって音量での電圧のかけ方が違うので説明させていただきました。お持ちのアンプ・真空管アンプによって音が変化する可能性があるのでそこはご了承ください。
https://mackie-jp.com/hm-series/
目次録
令和時代にオススメなモニターヘッドフォン
SONY MDR-M1ST
Sony信者…でもあったりしますがそれを抜きとしてもオススメしたい逸品であります。音としては「低域〜中域」をメインにしていますが同レーベルMDR-900STのようにツンのめった音ではなく丸みのあるなめらかな音であり演奏してる人が一方的に目立たない(強調されない)いい音。だと思っております。
https://www.sony.jp/headphone/products/MDR-M1ST/
商品名 | MDR-M1ST |
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音域 | 低域〜中音域 |
インピーダンス | 24Ω |
再生周波数 | 5~80,000Hz |
端子 | 6.3mm TRSコード |
値段 | ¥31500〜34000 |
YAMAHA HPH-MT8
YAMAHAのMixer MG-12XUを持っているので聞いてみようとヘッドフォン展示店に行ったら骨抜きにされたHPH-MT8こちらもオススメ機種となっております。音としては「中域〜高域」をメインにした音でありもともとピアノ(オルガン)から始めたメーカなので「単音主義」な音をしています。なので低音ゴリゴリなダブステップやブレイクコアなゴチャゴチャした音を聞こうとすると耳が痛くなります。主にメロディックなものギターユーザーにはオススメな逸品です。
https://jp.yamaha.com/products/proaudio/headphones/hph-mt8/index.html
商品名 | HPH-MT8 |
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音域 | 中音域〜高音域 |
インピーダンス | 37Ω |
再生周波数 | 15~28,000Hz |
端子 | 3.5mm ステレオコード |
値段 | ¥23700〜24500 |
audio-technica ATH-M40x
こちらヘッドフォン販売店にてリスニングした感想なので同じ土俵ではないことをご了承くださいませ。
MDR-M1STのように低域寄りでもなくHpH-MT8のように高域寄りでもなくオールマイティに全帯域にキチンとした音をお届けするのがこのATH-M40xとなっております。音の明瞭感といえばMDR-900STが一番剥離されている感じがして分かりやすいですが高音域が刺さってしまうのが欠点。それを補ったものがこちらの機種です。
良くも悪くも平坦とした音なのでモニターヘッドフォンとしては最候補ですがリスニング用途には向いておりません。
https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-M40x
商品名 | ATH-M40x |
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音域 | 低域〜高音域 (全音域) |
インピーダンス | 38Ω |
再生周波数 | 15~28,000Hz |
端子 | 3.5mm ステレオコード |
値段 | ¥19500〜20000 |
Mackie MC-250
こちらヘッドフォン販売店(略
アメリカからきた伏せ兵。Mackie MC-250。
値段は1万2000円と上位で紹介したヘッドフォンにくらべるとお手頃ですがMDR-M1STのベースを主体にした音、HPH-MT8の高音域を得意とした音を組み合わせた音をしており、言ってしまえばドンシャリとも言う人もいるでしょうが軽音部だけども学生だから高貴なヘッドフォンを買えない…。と思う方にオススメな逸品です。
https://mackie-jp.com/mc-series/
商品名 | MC-250 |
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音域 | 低域〜中音域 |
インピーダンス | 38Ω |
再生周波数 | 10~20,000Hz |
端子 | 3.5mm ステレオコード |
値段 | ¥11800〜12800 |
SONY MDR-Z1000
Twitterのフォロワーが愛用していてオススメされていたのでらヘッドフォン販売店にて視聴してきました。SONY MDR-Z1000です。
同メーカのMDR-M1STに比べると真逆の性格しており「後中音域〜高音域」を主体とした音構成になっております。このヘッドフォンを一言でいうとaudio-technicaのATH-M40x以上になめらか。雪見だいふくのような頬に溶けるようななめらかさがあります。モニターヘッドフォン扱いされておりますがどちらかというとリスニング用途で購入されたほうが幸せになる気がします。
https://www.sony.jp/headphone/products/MDR-Z1000/
商品名 | MDR-Z1000 |
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音域 | 後中音域〜高音域 |
インピーダンス | 24Ω |
再生周波数 | 5~80,000Hz |
端子 | 3.5mm ステレオコード |
値段 | ¥36800〜39800 |
リスニングした感じでは
リスニングした感じではやっぱり有名どころだったりみんながオススメされている逸品が志向だったりしますね。そのなかでは去年発売されたMDR-M1STが作者としてはオススメしたいのですが、HPH-MT8,ATH-M50xにくらべると認知度が低いのが現状です。
そういえばMDR-900STをなぜオススメしないのかですって?
MDR-900STは大御所で明瞭感と音の剥離に対してはピカイチですが言ってしまえば頑固者、音を知っておくには買っておきたい逸品ですが様々なジャンルがある現時点では時代遅れな感じもします。それと「みなさまが知っている音」だからということで紹介を省かせていただきました。
好きなヘッドフォンを買うべき
オーテクのようにしっかりした音を好む人もいればヤマハのように音ひとつひとつにほころびを堪能したくなるものもありますのでクリエイトするにあたって自分の好きな音を追求するのが良いと思います。何故ならリスニングユーザーのスピーカーもヘッドフォンも結局は同じもので聞かないですからね…w